東京家政学院短期大学 助教授/管理栄養士 金澤 良枝
「バランスの良い食事」と聞きますが、どのような食事がバランスがよいのでしょうか?
昔(今、お子様のいらっしゃる方でも)、小学校の給食献立表をもらった記憶はありますか?そこに、「赤群(血や肉をつくるもの)」「黄群(力や体温となるもの)」「緑群(からだの調子を良くするもの)」なんて、書いてありましたね。
食品に含まれる栄養素の働きの特徴から3つに分けているのです(この他にも6群法などもあります)。
「赤群」とは、魚・肉・豆類・乳類・卵など主におかずとなる食品で、主な栄養素でいえばタンパク質です。「黄群」とは、穀物・芋類・油脂類・砂糖などで、炭水化物、脂質がこれにあたります。「緑群」とは、緑黄色野菜・淡色野菜・海藻・きのこ類などで、ビタミン、ミネラル類です。
3群が揃うように食事を摂取することが良いのです。例えば、米飯、卵焼き、ほうれん草のお浸し、豆腐とわかめの味噌汁というように、組み合わせればよいのです。特に注意したいことは、野菜が不足しないよう、野菜は1日に350gは摂取したいものです(きゅうり1本100g、トマト1個120gくらいです)。また、フルーツは1日150g~200g摂取しましょう(みかん1個100gくらい)。
それと、油脂類が過剰にならないよう注意しましょう。昼食にとんかつ、夕食にも揚げ物類では油が過剰ですね。
もう少し詳しく説明しますと、三大栄養素の比率が重要なのです。ただしこれは、幼児期、学童期、青年期、成人期、妊産婦、高齢者など、ライフステージにより多少異なります。ここでは、成人期で示します。三大栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質ですが、この栄養素エネルギー比率が総エネルギー量に対して、炭水化物55~65%、たんぱく質12~20%、脂質20~25%程度であるのが、いわゆる「バランスの良い食事」なのです。
これを、1日の食品内容(1800~2000kcalとして)で示すと、
主食:1食のご飯量 ⇒
中茶碗1杯、コンビニのおにぎりならば2個分
パンならば…6枚切り2枚、又はバターロール3個
うどん、そばならば…1玉(1人前)
主菜:魚・肉・卵・大豆製品 ⇒ 毎食1品入れましょう。
副菜:野菜類、海藻類、芋類などのおかず ⇒ 野菜は毎食入れましょう。
芋類は毎日食べなくても良いです。1日量として350gは食べましょう。
油脂類:炒め物、揚げ物は1日1食で大丈夫。マーガリンやマヨネーズ、
ドレッシングも油の仲間です。大さじ1~2杯くらいにしましょう。
乳製品:牛乳、ヨーグルトなど1日に100~200g食べましょう。
フルーツ:1日に150~200g食べましょう。
このような、食品の摂取でおおよそのバランスがとれてくるのです。
でも… ここには、菓子類、アルコール類が入っていませんね…???
次回は、この点についてお話します。


