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栄養を見直すⅥ 「Body Mass Index (BMI)、体脂肪量と栄養アセスメント」

栄養を見直すⅥ 「Body Mass Index (BMI)、体脂肪量と栄養アセスメント」
東京家政学院短期大学 助教授/管理栄養士 金澤 良枝

 Body Mass Index (BMI)とは、国際的に最もよく使われる「体格指数(成人に適応)」であり、体重(kg)÷ 身長(m)2で算出できます。日本肥満学会で はBMI18.5未満が痩せ、18.5~25未満が適正、25以上が肥満という判定法を使用しております。体重から肥満者、あるいは痩せをスクリーニングする一つの指標としての価値はあります。

 次に単に体重が適正であっても、はたして体重に占める脂肪量が多いのか?筋肉量なのか?浮腫(水分・塩)なのか?ここが問題です。そこで、体脂肪量を目安とすることが一般的となっているのです。ただし、脂肪といっても、皮下脂肪と内臓脂肪があります。最近の体重計は体脂肪量測定機能がついているものが多いですが、皮下脂肪と内臓脂肪の両方を測定している機種が殆どです。

身体を構成する体成分はおもに、水分、蛋白質、体脂肪、無機質(骨)の四つの成分で構成されていますが、体内に微弱電流を流し、身体のインピーダンス(抵抗)を側底して体水分量を算出することにより、それをもとに理論的回帰式より各身体組成(水分、蛋白質、体脂肪、無機質)成分を算出する仕組みで、いわば屋根屋を重ねたような構造をもつ測定法になっています。直接、脂肪量を測定しているわけではありません。そこで誤差を少なくするためには、測定時にいくつかの注意点があります。

(体脂肪測定時の注意点)
①身長、年齢、性別を間違えない:身長を入力しますが、加齢により身長は低くなります。 昔の身長ではなく今の身長を。そして、年齢、性別も…
②できるだけ軽い服装で:一部の機種では衣服重量を差し引いて計算されるものもありま すが、その機能が無い場合、衣服重量は脂肪量として表現される。
③脱水や浮腫(むくみ)の無い状態で:運動直後の脱水状態で測定すると体脂肪量が実際 より多く測定される。中等度以上の運動では終了後1時間以上経過していること。
④消化管内容物、膀胱に尿が溜まっていない状態:胃に食物や水分が停滞している場合(食 後ならば3時間以上経過していること)や膀胱に尿が溜まっていると、その分が脂肪と して表現される。

これらの点を注意しながら体脂肪量を測定し、その変動を経時的にアセスメントすれば良いでしょう。私がお勧めする測定方法は、起床時、食前、排尿、排便後にできるだけ衣服を着ていない状態が良いと思います。競技場で測定する場合は、運動前が良いのではないでしょうか(教室前・後では後に脂肪量が増えていることがあります)。

 体脂肪量は、体脂肪率とも表現され、一般的に成人男性で15~20%、女性で20~25%くらいが普通です。中高年の男女ではこの値より2~3%多くても許容されます。男性では25%、女性では30%を超えると軽度の肥満体とみなされます。競技場で運動習慣のある方ならば、この数値より低い方は多くいらっしゃると思います。また、競技性によてっも異なりますがマラソンランナーでは男女とも10%以下まで抑えていくようですね。

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