栄養を見直すⅧ「食育」
東京家政学院短期大学 助教授/管理栄養士 金澤 良枝
最近、「食育」という言葉をよく耳にしませんか?イメージとして、子どもに対する食事教育という印象を受けるでしょうか。もちろん、子どもの食生活の乱れや社会情勢の変化による食事そのもののあり方など、現代の「食」に対する問題は数多くあります。
そこで、ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、昨年7月に「食育基本法」という法律が制定されました。これは、食生活に関する正しい情報を提供し、国民の健康増進を図ろうとするものです。
食育基本法には、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成、食に関する感謝の念と理解、子どもの食育における保護者、教育関係者の役割、伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配意及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献、などといった内容が示されているのです。「食品を食べる」ことは、単純ですが考えると複雑ですね。
日常、運動をして健康生活を送っている教室の皆様ご自身の食生活を見直すと、どうでしょうか?もちろん「問題なし!」でしょうか。しかし、簡単に食事内容を確認できるツールがあればいいですよね。
今、国が提唱しているものに「食事バランスガイド」があります。厚生労働省、農林水産省により決定されたものです。「コマ」の形をしたイラストで、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物が簡単にバランスよく摂取できるよう工夫されたもので、新聞や雑誌などでも見かけることがあります。これは、今まで食事バランスなど興味なかった方でも、自分の食事管理が少しでも出来るよう(点数で言えば0点の人が30~50点になれるように)、考えられたものです。国は普及運動に取り組んでおり、これから飲食店、コンビニなどでも、コマの形をしたイラストを目にすることと思います。次回は、この「コマ」について説明します。






