Ⅲ いつかはホノルル/夢にみたJALホノルルマラソン

いつかはホノルルマラソン/
       JALホノルルマラソンにみる中高年の体力づくりのこれから③
■これからの教室のがめざすもの■


間もなくジョギング教室の歴史は40年を迎える。ジョギングの社会的理解もなされてきた。)この40年で教室は、「走る」から「歩き・走る」教室へとその姿を変えた。
 現在では、性差・年齢・体力のレベルにかかわらず。正しい歩き方・走り方の学びの場として。速足で歩くウォーカー、ゆっくり走るジョガーの日々の運動実践として、そして時にはレースを楽しむというランナーのトレーニングの場として評価を得ている。そして、「これからの健康づくり」を考える時、私たちに与えられた課題は三つある。一つは、転ばない歩き方の維持を念頭に置いた指導の充実。二つは、ますます低下傾向を示す体力の維持(特に筋力)。三つは、「元気に」ホノルルや市民マラソンに参加していたランナー(男女とも55歳以降のホノルルへのエントリーは目に見えて少なくなる)への走る場の提供である。レースから遠ざかる理由は、仕事からのリタイア、子育てへの束縛と解放などライフスタイルの変化によるものにせよ、「走る」ニーズはどの年代にも必ずある。どんなニーズがあり、それにどのようサービスで応えていくかである。